中・四国矯正歯科学会

中・四国矯正歯科学会

会長挨拶 2020 (谷本 幸太郎)

会員の皆様へご挨拶

会長 谷本 幸太郎

谷本幸太郎

すっかり春めいてきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。この度、前会長田中栄二教授から引継いで、本学会の会長を拝命いたしました。中・四国矯正歯科学会は、今年で63周年を迎える会員数500人規模の伝統と実績を兼ね備えた素晴らしい学会です。大学に身を置く者が本役職を担わせていただくことの使命を重く受け止めながら、真摯に取り組む所存です。

私自身、前執行部では副会長を務めさせていただき、その間60周年記念大会や日本矯正歯科学会徳島大会など記念すべきイベントが続きました。その際に、学会の歴史を作ってこられた諸先輩方の功績を目にする機会があり、改めて長い年月の重みをひしひしと感じた次第です。

今年は、中・四国矯正歯科学会松江大会に加えて、IOC、APOC併催で日本矯正歯科学会学術大会が開催される予定です。また、統一矯正歯科専門医制度が本格施行により、日本矯正歯科学会認定医制度発足以来の大きな変化が生じつつあります。一方、今年に入ってから新型コロナウイルス感染症が世間を騒がせ始め、その影響により東京オリンピックの延期が決定した現在、日々のおだやかな日差しとは裏腹に、世界中がどんよりとした空気に包まれています。しかしながら、本学会は学術活動を通じて、まだ記憶に新しい西日本豪雨災害などを乗り越えての地域医療の持続的な発展に貢献してきました。これからも、あらゆる困難に立ち向かい、本学会の使命である会員の臨床技術向上ならびに地域社会への矯正歯科治療の啓発と適切な情報発信を推進して参ります。

本学会のさらなる発展と地域貢献のため、役員ともども努力いたしますので、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。