中・四国矯正歯科学会

中・四国矯正歯科学会

会長挨拶 2021 (谷本 幸太郎)

会員の皆様へご挨拶

会長 谷本 幸太郎

谷本幸太郎

会員の皆様におかれましては、ますますご活躍のこととお喜び申し上げます。本学会の会長を拝命し、2年目となりました。昨年度は、新型コロナウイルス感染症による未曾有の事態に世界が直面し、改めて人々の健康を守る我々の役割の重要性を深く考えさせられる契機となりました。

そのような中、中・四国矯正歯科学会松江大会は事前準備をほぼ終えながらも、感染拡大により現地開催を断念せざるを得なくなりましたが、皆様のご協力により誌上開催という形で実施することができました。先の見えない状況下で、献身的に対応いただきました大会事務局の皆様をはじめ関係各位に、この場をお借りして深謝申し上げます。

また、本邦では史上最大規模の矯正歯科学会となったIOC、APOC併催の日本矯正歯科学会学術大会が、さらに初の試みであるWeb開催として実施されましたが、準備期間が限られる中、大きなトラブルもなくきわめて適切に運営され世界中から大好評をもって終了したことは、次世代情報化社会の幕開けを予感させる出来事でした。

今年の中・四国矯正歯科学会松山大会では、感染症の拡大状況に応じて柔軟に対応できるよう、また学術大会の新しい試みとして、現地とオンデマンドのハイブリッド開催が決まり、現在その準備が順調に進められております。さらに、認定医審査や学会誌発刊など、あらゆる業務が従前通りに円滑に実施されるよう、努めて参ります。

学術活動を通じた地域医療の持続的な発展に貢献することを念頭に、今年度も困難を克服し、会員の臨床技術向上と情報発信のための取り組みをより一層推進いたします。今年度も引き続きご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。