会長挨拶 2025 (上岡 寛)
会員の皆様へご挨拶
会長 上岡 寛
会員の皆様におかれましては、ますますご健勝のこととお喜び申し上げます。 本学会の会長を拝命し、早くも2年目を迎えました。2024年は、医療の分野においても多くの変化が求められる年となりました。AI技術の急速な進化、気候変動に伴う国際的な課題、さらには感染症対策の見直しが進む中、私たち矯正歯科の分野にも、より柔軟で持続可能な医療体制の構築が求められています。
このような状況の中、第68回中・四国矯正歯科学会岡山大会を、野村聡大会長、星島光博事務局長のもと、岡山大学創立五十周年記念館にて開催いたします。 「45歳からの矯正歯科治療―個性正常咬合を見極める―」をテーマに、臨床と研究の双方から多角的な議論が交わされ、多くの会員の皆様が集う場となることが期待されます。
さらに、昨年度より新たな取り組みとして、市民への啓発活動にも力を入れてまいります。矯正歯科治療の重要性と正しい知識を広めることで、治療の適切なタイミングや方法に対する理解を深め、社会全体の口腔健康の向上を目指しております。とくに、若年層およびその保護者に向けた親しみやすい情報発信を一層充実させていく予定です。
会員の皆様と共に、変化の時代にふさわしい学術活動と社会貢献を推進してまいります。本年度もどうぞよろしくお願い申し上げます。